ジャーナル·№ 02·2026.07.06

海に育まれた、あなただけの一粒

シーグラスと、それを抱く手打ちの銀の台座。

An artisan holding pieces of sea glass

海が育んだ、唯一無二の宝物

Tout est beauのバッグを彩るシーグラスのチャームは、やわらかく穏やかな光をたたえています。長い長い年月をかけて海が磨きあげた、自然からの贈り物です。

波に磨かれたなめらかなかたち。すりガラスを思わせる、やさしい質感。色もかたちも一つひとつ異なり、同じシーグラスはふたつとありません。

「人魚の涙」とも呼ばれるその輝きは、過去と現在、そして未来を静かにつなぐ小さな宝物。海の中を長く旅して清められた一粒一粒には、自然が刻んだ物語が宿っています。

職人の手が生む、チャーム

このチャームの取り付けにも、並々ならぬ手間がかけられています。浜辺で集めたシーグラスを丁寧に溶かし、磨き上げて美しいかたちに整えます。ひとつとして同じものがないため、既製の金具では、ふさわしい品格で留めることができませんでした。

そこで、熟練した日本の職人が、一粒ごとの輪郭にぴたりと沿うよう、銀の金具を一つずつ手でつくります。金属をやさしく打ち、かたちを整えて台座をつくり、それをバッグのレザーパーツに取り付けていきます。

小さなチャームですが、その繊細な佇まいの陰には、たくさんの手仕事と試行錯誤があります。自然が偶然に生んだ美しさと、人の手による誠実な技との調和です。

このバッグを手に取るたび、そのほのかな輝きが、穏やかな海の記憶を運んでくれますように。