ジャーナル·№ 03·2026.07.06

撮影の舞台裏

スチール撮影のスタジオで、バッグの本当の色を写しとる。

Reviewing photographs on a monitor in the studio

オンラインでは、バッグを実際に手に取っていただくことができません。だからこそ、写真はその魅力を伝えるうえで、とても大きな役割を担っています。

一点一点の本質と美しさを写しとるため、スチール撮影を専門とするフォトグラファーのスタジオで撮影を行いました。

撮影の現場から

求められたのは、バッグのかたちだけでなく、素材の本質までも忠実に再現すること。正確な色合い、金具の質感、そしてシーグラスの繊細な表情。大きなディフューザーとプロの照明機材に囲まれながら、一点ずつ光の当て方を細やかに調整していきました。

水染めのラムスキン、本物の岡山デニム、そして職人が一から仕上げるシーグラス。素材を何より大切にするコレクションだからこそ、生地の織りや立体感、ガラスのやわらかな光をどう写すかが鍵でした。光が強すぎれば質感は消え、弱すぎれば、バッグ本来の存在感から離れてしまいます。

フォトグラファーと丁寧に対話を重ねながら、ただひとつの理想のバランスを探りました。信頼できるパートナーとともに、手法を磨き続けることで生まれる、繊細な仕事です。

本当の色を写すこと

商品撮影でいちばん難しいのは、本当の色を再現することです。同じバッグでも、光や環境によって色合いは大きく変わります。撮影後はモニターで一枚ずつ確認し、細やかに調整を重ねました。お手元に届いたバッグが、画面で見たとおりであるように。

撮影では、バッグのシルエットだけでなく、内側の色や細部の意匠まで写しとりました。一点一点の本当の魅力を、思い描いていただけるように。